ささいなことですが。

Windowsアプリテスト自動化ライブラリFriendly開発者の日記です。

Expression中の値を取り込む

C# Advent Calendar 2016の記事になります。26日ですが、今朝見たら空きがあったので書かせてもらうことにしました。
私は趣味でOSSのライブラリを作ってます。テスト自動化用のライブラリのFriendlyとか、最近はLambdicSqlというC#のラムダでSQLを作成するライブラリを作っています。
こんな感じでC#ラムダ式を書くと、そのまま文字列とパラメータになります。
Dapperと組み合わせるとそのまま実行可能です。
それからEntityFrameworkと組み合わせて使うこともできるようにしています。(β版リリース時の記事もご紹介。)

var min = 3000;

//C#からSQL作成
var query = Db<DB>.Sql(db =>

    //ここに書いたラムダが(割と)そのままSQLになる!
    Select(new SelectData()
    {
        Name = db.tbl_staff.name,
        PaymentDate = db.tbl_remuneration.payment_date,
        Money = db.tbl_remuneration.money,
    }).
    From(db.tbl_remuneration).
        Join(db.tbl_staff, db.tbl_staff.id == db.tbl_remuneration.staff_id).
    Where(min < db.tbl_remuneration.money && db.tbl_remuneration.money < 4000)
    
);

//文字列とパラメータ作成
var info = query.Build(_connection.GetType());
Debug.Print(info.Text);

//Dapperと連携可能。Select句の型情報を持っているので、そのまま実行できるよ。
var datas = _connection.Query(query).ToList();

こんなSQLになります。

SELECT
    tbl_staff.name AS Name,
    tbl_remuneration.payment_date AS PaymentDate,
    tbl_remuneration.money AS Money
FROM tbl_remuneration
    JOIN tbl_staff ON (tbl_staff.id) = (tbl_remuneration.staff_id)
WHERE ((@min) < (tbl_remuneration.money)) AND ((tbl_remuneration.money) < (@p_1))

例のようなシンプルなSQLだけではなくサブクエリとか内部結合とか、かなり複雑なSQLも記述可能です。
絶賛実装中なのです。当初の予定より遅れてますが、年明けくらいには1.0にする予定です。βにしたもののやってたら、やりたいこと増えていくんですよね・・・。

Expression中の値を取り込む

で、今回の本題です。Expression中の変数の取り込みに関してです。最小な感じにして以下で考えます。

var min = 100;
var query = Sql<DB>.Create(db => min < 4000);

端折りますが受けているところはこんな感じでexpression.Bodyから解析を開始します。

public static SqlExpression<TResult> Sql<TResult>(Expression<Func<TDB, TResult>> expression)
{
    //解析スタート
    expression.Body;
}

これを解析していくとこんな感じになっています。
BinaryExpression
  Left
    FieldExpression
      (min)
  Right
    ConstExpression
      Value (4000)

定数の取り込み

上の例で4000は定数です。これはコンパイル時に決まります。こういうのは解析していくとConstantExpressionという式で表されます。これは簡単でValueに値が入っているのでそれを取得できます。

object Convert(ConstantExpression constant)
	=>constant.Value;

変数の取り込み

これがポイントです。リフレクションを使うか式木をコンパイルしないと値が取れないんですよね。値が取れるとこまでExpressionを解析します。今回の場合だとすぐにConstExpressionになってValueにはminを保持しているobjectが取得できます。(本来は色々場合分けがありますが今回は端折ります)

object GetMemberObject(MemberExpression exp)
{
    var constant = member.Expression as ConstantExpression;
    var obj = constant.Value;
}

objの型は以下のものになっています。
{Test.Samples.<>c__DisplayClass73_0}
そんな型作った覚えないよって感じなのですが、コンパイル時に作られる型です。変数引き渡し用ですね。

で、objが取れるので
引数を一つとって、そのオブジェクトのメンバのminを返す式木を作ります。

var param = Expression.Parameter(obj.GetType(), "param");
var exp = Expression.PropertyOrField(param, member.Member.Name);

ここで問題なのは、objがobject型なので誰かがそれに静的な型を付与してやらないと、上手く呼び出せないことですね。キャストの式を入れても良いのですが、今回は Type Erasure というパターンを使うことにします。
静的な型が必要ないインターフェイスを用意し、それを実装するクラスが静的な型を持っているというものですね。それによって使う側は静的な型が必要なく使えます。

interface IGetter
{
    void Init(Expression exp, ParameterExpression[] param);
    object GetMemberObject(object[] arguments);
}
class GetterCore<T0> : IGetter
{
    public delegate object Func(T0 t0);
    Func _func;
    public void Init(Expression exp, ParameterExpression[] param) => _func = Expression.Lambda<Func>(exp, param).Compile();
    public object GetMemberObject(object[] arguments) => _func((T0)arguments[0]);
}
var getter = Activator.CreateInstance(typeof(GetterCore<>).MakeGenericType(type), true) as IGetter;
getter.Init(Expression.Convert(param, typeof(object)), new[] { param });
var value =  getter.GetMemberObject(new object[] { obj });

コンパイルすると遅い

このコンパイルはハイコストです。毎回やったら遅いですね。(最初は毎回やってたんですけどね・・・)なんでキャッシュします。上のではIGetterをキャッシュしておけばよいです。LambdicSqlではこの他にメソッド呼び出しとかオブジェクトの生成とかコンパイルが必要になるケースはすべてキャッシュするようにしました。それによってかなり高速にLambda→SQL変換ができるようになりました。(アドバイスをくれた皆様ありがとうございました!)

実はExpression化するだけでもコストがかかる

例えば、こんなコードでもタダではありません。私もやるまで「これはコンパイル時に決定されるよねー」とか勘違いしていたのですが、当然そんなことはなくExpressionの中に変数取り込んだりでコストは発生しているのです。しかも中の式が複雑になればなるほど、その時間は長くなるのです。

void Test()
{
    var min = 100;
    Empty(() => min < 4000);
}
static void Empty<T>(Expression<Func<T>> expression){}

つまり、がんばってパフォーマンスチューニングはしたものの限界はあります。多くのケースでは無視しても良いくらいなのですが、シビアなケースも考えLambadicSqlではユーザー側でキャッシュしやすい設計にしています。

Expression解析に興味があれば

github.com
結構Expression解析実装したのでサンプルになる部分もあるかも。興味があれば、見てみてください。
そんで、もうすぐ1.0リリースします。今もベータですが公開しているので興味があればNugetからご利用お願いします!
www.nuget.org

一日おくれですが、メリークリスマス!

VisualStudio for mac で Xamarinデビュー

初Xamarinやってみました!
しかも僕はAndroidiPhoneのプログラムも初です!

でも実はモバイルプログラム歴は3年くらいあるんですよ。
ガラケーですけどねw
ソフトバンク?なんですかそれ?僕がやってた頃はJ-PhoneとかVodafoneでしたよ。
あの頃は徹夜も散々やったなー(遠い目
まあ、昔話はこれくらいにして本編。

今回の目標

Androidの実機で動かすとこまでを目標にします。iOSもやりたいんですけど、僕まだiPhone持ってないんですよねー。

ソリューション新規作成

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まずは基本ということでNativeの方にします。 XamarinFormsはまた今度。Single View App を選択します。
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プロジェクト名称はXamarinTestにしました。SharedCodeはPortable Class Libraryにしました。こちらはDLLとして処理を共有するものです。SharedLibraryはもっと原始的にソースコードを共有するプロジェクトです。
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特に問題なくソリューションが作成されました。
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プロジェクトは3つ作られています。
役割は以下のようです。直感的な構成ですね。

XamarinTest 共有コード
XamarinTest.Droid アンドロイド専用コード
XamarinTest.iOS iOS専用コード

F5

コードは全く触ってません。とりあえず、F5で実行してみます。
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おー、iOSエミュレータで起動しました。

Android

今度はAndroidでもやってみます。XamarinTest.Droidを右クリックしてスタートアッププロジェクトにします。
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でF5を押すと
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AndroidSDK更新

今日の記事ではコードは触ってませんが、生成されたコード見てると、Main.axmlを表示するときにエラーがでました。
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アップデートしろって、こないだインストールしたばっかりやん・・・。やり方よくわからず手間取りましたが、素直にこの画面で「Open Android SDK」を選択すると SDK Manager が開いて更新できるようです。以下更新中です。
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実機デバッグ

実機にインストールする一番簡単な方法がこれのようですね。どうやら実機でデバッグするとそのついでにデプロイされるらしいのでやってみます。

まずはAndroidデバッグモードにする

これは機種によるらしいですが、手元にあった HTC HTL 23 だと、以下の手順で画面遷移して、ビルド番号を7回タップで開発者モードにできました。
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その後開発者向けオプションからUSBデバッグを有効にしました。ついでにデバッグ中にSleepになると不便なのでスリープを無効にしました。
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接続

macの場合は特にドライバとか必要なく繋ぐだけでできるようになるとの噂です。では繋いでみましょう・・・。あかん!僕のmacにはUSBついてないやん!仕方ないので近所のエディオンに変換ケーブル買いに。
で、気を取り直して繋いでみました。最初どうするのかわからなかったですが、どうやら画面上部のバーのところで、実機が選択できるようになります。ここで繋いだ実機を選択します。
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そして実行すると・・・
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で、デバッグを終了させてもアプリは残りました。一応目標達成かな。apkファイルの作り方とかはまた調べてみよっと。
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MFCのプロジェクト設定を変えてみる

なぜか今日はMFCですw
とある人から「MFC共Cのプロジェクトを<標準Windowsライブラリを使用する>に変更してもビルド通るんだけど」って話を聞きました。んー、まあもともと共有DLLをリンクしてるからありえなくもないよなーっと思って実験してみました。

MFCプロジェクトを新規作成
②プロジェクトの設定を<標準Windowsライブラリを使用する>に変更
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そしてビルド!
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えー、怒られたじゃん・・・。まあ、普通はそうだよねー。
とは言え、ビルドできたって言ってるんだから、やってみようじゃないですか。

_AFXDLLを定義

エラーで_AFXDLLが定義されてないよって言われてるから、無理やり定義します。
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で、ビルドすると・・・
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あー、そういうと思ったよ。でもめげないよー。

_tWinMainを作成

たしかappmodul.cppにそんなの定義されてたよねー。その関数だけコピってきます。
で、これをMainFrm.cppの最後に貼る。(場所はどこでもいいです。)

extern int AFXAPI AfxWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,
	_In_ LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow);

extern "C" int WINAPI
_tWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,
	_In_ LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
#pragma warning(suppress: 4985)
{
	// call shared/exported WinMain
	return AfxWinMain(hInstance, hPrevInstance, lpCmdLine, nCmdShow);
}

さー、ビルド!おー、通ったよ。で実行すると・・・
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動きましたー

結論

  • 普通にやるとビルド通らない
  • 無理やりやるとビルド通って実行もできる

追伸

MFCたちもWindowsの仲間に入れてやってください・・・
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Visual Studio for Mac ⇔ Windows (WinFormsがMacでビルド、実行できたよ)

Visual Studio for Mac を触り始めましたが、Windows版との互換性が気になりました。ちょっと実験してみます。(ていうか、この辺はXamarinStudioと同じなんでしょうけど、XamarinStudioの仕様も知らないので)

コンソールアプリ

for Mac で作ったコンソールアプリをそのままWindowsの方にコピーしてみました。
で、Visual Studio 2015 で開いてみます。
おー、開けたよ!逆になんで?
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プロジェクト情報を見てみると、.NET Framework 4.5 になっていました。
for Macの方でプロジェクト情報見ると・・・
Mac版ではプロジェクトのところからメニューを開いてオプションを選択するようです。
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で、全般を選択すると
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なるほど、コンソールアプリはMono/.NetFramework4.5で作られるんですね。
では、macの方でビルドしたexeをWindowsで実行すると・・・。
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普通に実行できました。
逆にこれはmacでは、普通には動かないんですね。
mac初心者なんで最初あれ?ってなったんですが、exeってmacの実行ファイルではないようです。macで動かすためにはホストする何かが必要になります。で、.Netアプリを実行するにはmonoランタイムを使います。ターミナルでexeのフォルダまで行って、monoコマンドを実行します。
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WinForms

どうも調べて見るとMonoのランタイムでWinFormsもある程度動くようです。ちょっとやってみたいですね。でも Visual Studio for Mac の新規作成ではWinFormsなんてない。もはや関わりたくない感がすごいw。でも先ほどのConsoleアプリの実験で分かったようにWindows版とMac版でソリューションの互換性はあるようです。というわけでWindows版でソリューション作ってそれをコピーしてみます。.Netのバージョンは4.5にしておきます。で、開くと
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おー、開けた!
そして実行もしてみます。
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実行もできますね。結構便利な気はしますが、もはや主流ではないんですねー。
それから、フォームのデザイナも開くことはできませんでした。残念。

Mac買いました!そしてVisual Studio for Macをインストールしましたー。

なんと、人生初のmacを買いました。
このブログもmacで書いてます。
慣れてないから、時間かかるw

そしてVisual Studio for Macをインストールしました。

www.visualstudio.com
インストール時もキャプチャしておけばよかったですね。
まあ、特に問題なく入りました。
(でも、前日にXCodeJDK、XamarinStudioを入れていたからかも。
起動してみるとこんな感じ。
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実験

試しにConsoleアプリを作ってみました。Xamarin? 最初はシンプルに行きましょうw
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あれ?マック用のアプリとかも作れるんですねー。とりあえず、今回はコンソールプロジェクトを選択しました。
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で、作成を押すとプロジェクトができあがります。
さー、実行!F5。おーF5効いたよ。ショートカットキーがWindows版と同じなのが嬉しいですね。
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あれー、でもプログラム終了しても、コンソールのこるんだ。ちょっとウザい。
ステップ実行試してみます。
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F9でブレイクはってF5で実行。
そんで止まったら、F10でステップ!いいねー。
さー、では関数にステップイン、F11...
ノー!どういうことやねん!
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F11はMacのシステム的なキーなんかな?デスクトップが表示されました。
おいおい、ステップインどうすんだよ!
あ、ここでキー設定みれるっぽい。
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Macはアプリのメニューがデスクトップの上部にでるんですねー。慣れてないから違和感がすごいw
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ステップで検索してみると、出てきました。なるほど、それぞれCommandキーをつければいいのね。
ステップインが Command+F11
ステップアウトが Command+Shift+F11
ついでに、定義位置にジャンプはF12で動作しました。

Nuget

今日のところはNuget見つけれたら満足ですね。ここにありました。
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試しにJSON入れてみました。
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いい感じです。

ぱっと使いそうな機能を試してみましたが、普通に使えて逆にびっくりですw
もっと使い込んでみようっと。

dotnetConf関西 2016 で登壇してきました。

これですね。
.Netの新しい機能の勉強会です。
connpass.com

僕はWPFとUWPのテスト自動化に関して話をしてきました。
まあ、WPFは新技術でもないですけど・・・。
とは言え、いい感じに枯れてきたので、日本でもようやく導入が始まってきたようですね。(過去何回も、日本でもようやく・・・的な話を聞きましたが、今回は本当のようですw)

WPFはFriendlyでバッチリテストできます。
UWPも結構いいところまで来てるんですよねー。
これも早いところAPI固めて正式版にしたい。

www.slideshare.net

デモが多かったのですが、
こちらから、そのアプリとテストをダウンロードできますので
よろしければ試してみてください。
github.com

Friendly.UWP_α 0.0.5 をリリースしました。

すごい久しぶりのリリースです。半年以上ほったらかしてましたからねー。
www.nuget.org

そもそも、動かなくなってた

おいおいって感じですが。UWPの画面描画に関するオブジェクトの生成をメインスレッド以外で実行した場合、例外が発生するようになっていました。Microsoftも結構な破壊的変更をぶっこんできますねー。newもメインスレッドで実行するようにしました。

UWPAppFriendから現在のウィンドウを取得できるプロパティを追加

地味機能です。さらにそこからContentも取得できます。もちろんFriendlyの素の機能でもできますが、インテリセンス効いた方が格段に便利ですよね。

var content = app.CurrentWindow.Content;

VisualTree検索機能

WPFの時に評判の良かったツリーからの検索機能を実装しました。UWPはLogicalTreeってないんですねー。VisualTreeからタイプとバインディングで検索できるようにしています。

var tree = app.CurrentWindow.Content.VisualTree();

//型から取得
var textBox = tree.ByType("Windows.UI.Xaml.Controls.TextBox").Single();

//バインディングパスから取得
var button = tree.ByBinding("Execute").Single());

コントロールラッパーの作成開始

とりあえず、以下作りました。順次増やしていきます。

  • Button
  • CheckBox
  • RadioButton
  • ComoboBox
  • ListBox
  • TextBox

で、今のところこんな操作ができます。

using Microsoft.VisualStudio.TestTools.UnitTesting;
using Codeer.Friendly.Dynamic;
using System.IO;
using VSHTC.Friendly.PinInterface;
using EnvDTE80;

namespace Friendly.UWP.Test
{
    [TestClass]
    public class TestAttach
    {
        [TestMethod]
        public void Test()
        {
            using (var app = new UWPAppFriend(new ByVisualStudio(Path.GetFullPath("../../../TargetApp/TargetApp.sln"))
            {
                VisualStudioPath = @"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\Common7\IDE\devenv.exe",
                ChangeVisualStudioSetting = (vs, dteSrc)=>
                {
                    var dte = dteSrc.Pin<DTE2>();
                    dte.Solution.SolutionBuild.SolutionConfigurations.Item(3).Activate();
                }
            }))
            {
                //Visual Tree取得
                var tree = app.CurrentWindow.Content.VisualTree();

                //テキストボックス
                var textBox = new TextBox(tree.ByType(TextBox.TypeFullName).Single());
                textBox.EmulateChangeText("abc");

                //ボタン
                var button = new Button(tree.ByBinding("Execute").Single());
                button.EmulateClick();

                //コンボボックス
                var comboBox = new ComboBox(tree.ByType(ComboBox.TypeFullName).Single());
                comboBox.EmulateChangeSelectedIndex(2);

                //リストボックス
                var listBox = new ListBox(tree.ByType(ListBox.TypeFullName).Single());
                listBox.EmulateChangeSelectedIndex(2);

                //ラジオボタン
                var radioButton = new RadioButton(tree.ByType(RadioButton.TypeFullName).Single());
                radioButton.EmulateCheck(true);

                //チェックボタン
                var check = new CheckBox(tree.ByType(CheckBox.TypeFullName).Single());
                check.EmulateCheck(true);

                //もちろん素のFriendlyの機能で、内部APIを直で実行できます。
                //背景色変更
                var mainPage = app.CurrentWindow.Content.Dynamic().Content;
                var color = app.Type("Windows.UI.Colors").Blue;
                var brush = app.Type("Windows.UI.Xaml.Media.SolidColorBrush")(color);
                mainPage.Content.Background = brush;
            }
        }
    }
}

実行結果です。
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