ささいなことですが。

Windowsアプリテスト自動化ライブラリFriendly開発者の日記です。

lambdicSql - パフォーマンス改善せねば -

※この書き方は最新のLambdicSqlとは異なります。速度計測の記録なので以前のままにしております。

前回ので、Dapperに完敗を喫したわけですが、ここで勝負を投げるわけにはいかないですね。改善策を考えてみました。

遅いのは、コンパイル

他にも要因はあるかもしれませんが、まずは分かりやすいところからつぶしていきましょう。

マッピングする型の生成

これは素直にキャッシュすることにしました。一回はコンパイルしますけどね。

パラメータ

※2016/07/12 この仕様やっぱりやめました。
次回へ続く。


今までの仕様だと、どうやってもコンパイルなしには取れないんじゃないかなー。(←いや取れるかも)なので少し面倒になりますが、パラメータを別途渡せるようにしました。pの型を第二引数で決定するというところが微妙。あまり速度が気にならない人は、今まで通り書けます。ミリ秒を争う場合はこれを使うってことでどうでしょう?
α0.0.20
で一旦Whereだけに実験的に実装してみました。

[TestMethod]
public void CheckLambdicSqlCondition()
{
    var times = new List<double>();
    using (var connection = new SqlConnection(TestEnvironment.ConnectionString))
    {
        connection.Open();
        for (int i = 0; i < 10; i++)
        {
            var watch = new Stopwatch();
            watch.Start();
            var datas = Sql.Query<DB>().SelectFrom(db => db.TableValues).
            //★Dapperと同じようにパラメータを渡す
            Where((db, p) => db.TableValues.IntVal == p.val, new { val = 1 }).
            ToExecutor(connection).Read().ToList();
            watch.Stop();
            times.Add(watch.Elapsed.TotalMilliseconds);
        }
    }
    ShowTime(times);
}

それで、このDapperのコードと速度を比べてみます。

[TestMethod]
public void CheckDapperCondition()
{
    var times = new List<double>();
    using (var connection = new SqlConnection(TestEnvironment.ConnectionString))
    {
        connection.Open();
        for (int i = 0; i < 10; i++)
        {
            var watch = new Stopwatch();
            watch.Start();
            var datas = connection.Query<TableValues>("select IntVal, FloatVal, DoubleVal, DecimalVal, StringVal from TableValues  where IntVal = @Id;", new { Id = 1 }).ToList();
            watch.Stop();
            times.Add(watch.Elapsed.TotalMilliseconds);
        }
    }
    ShowTime(times);
}

結果は・・・

良くなってきたのですが、LambdicSqlの方は、たまに重い時がある。Dapperの方は何回かやってみても、これがないんですよねー。

(msec) LambdicSql Dapper
1 2.4131 2.1083 初回はいいとして
2 0.8455 0.7581
3 0.8299 0.745
4 0.8381 0.7671
5 0.8254 0.7499
6 0.8315 0.7466
7 0.8168 0.7483
8 3.0112 0.7429 ※なにこれ?
9 0.9152 0.7503
平均 1.258522222 0.901833333


そろそろプロファイラ使うか。

もっと真面目な計測は?

とりあえず、ここを超えたら、もう少し真面目にやります。
(まだお手本のDapperのテストプロジェクトのビルド通せてない)